天然乾燥

手刻み、伝統構法の家づくりには天然乾燥材が必要です。木と木を組み合わせるためいろいろな継手、仕口を用いています。止め付けるのも木栓を用います。

 低温乾燥、中温乾燥、高温乾燥他いろいろな方法があります。表面割れがクレームとなる中、短期間に木の含水率を下げる方法が用いられます。しかし木の温度を上げることは木の細胞を壊すことに繋がります。割れない、狂わない、即ち木の性質を殺していることになります。木と木を組む伝統構法においては木の強さ、粘りがないとしっかりと組むことが出来ません。乾燥は大事ですが、その方法も更に重要になってきます。

2013/10/03 11:08
2013/10/04 08:16