家づくりの素材;石

以前「木とコンクリート」で柱の下に石を置く。と紹介しましたが、今回は石について少々。

下の写真のような石を柱の下に据付ます。

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その際、選択基準は色合いと水を吸いやすいかどうかです。価格も大切ですが。

中々、大工では水を吸いやすい石かどうかはわかりません。品質については石屋さんにお任せですが、そこから頂いたサンプルで比較してみると、どことなく違いが判りました。

右の石の方が磨いた面の色が濃く、密なように見えるので水を吸いにくいのではと思いますが、裏側に水をかけたて見ると、右の色が濃くなっているように思います。石屋さんが(少し水を吸います)と書いています。

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水を吸うと寒冷地では凍り、膨張し、石を割ってしまいます。また水を吸うことで風化が早いと思います。

大事な柱の足元です。最善の策を施したいと思っています。

 

 

家づくりの素材;浴室

現在はユニットバスが大半ではないでしょうか。浴室内環境・機能・メンテナンスを考えると最善の選択ではないでしょうか。

私が子供の頃の家には五右衛門風呂があり、時々薪で風呂を沸かしてました。ボイラーがあったので、気が向いた時だったような気がします。

今の我が家は在来の風呂です。腰、床がタイルでステンレスの浴槽。タイルから上の壁と天井はベニヤにペンキ塗りだったので、檜の羽目板にリフォームしました。檜の板は木裏を使いました。その方が少しでも耐久性があるのではと思っています。

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しかしいくら檜と言っても換気が良くないため少々カビが発生しています。使用後は窓を開けているのですが、やはり冬の状態が悪すぎるのだと思います。結露で天井から滴のように水滴が落ちてきます。どんな材料で作っても日々の管理以上に長持ちさせる要因はないと思います。風呂上がりに冷水で壁や床を洗い流すことで浴室内温度が下がり、また汚れも落ちるのでカビが生えにくくなります。

一度見学した奈良の材木屋さんのゲストハウスの風呂は高野槇で作られていました。5年経ったそうですがカビひとつありませんでした。

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家づくりの素材;耐震

住宅における耐震とはどういった考え方なのでしょうか?耐震とは字の如く地震に耐えることだと思います。ただいつまでも耐えるのではないでしょう。まずは人が避難する間は持ちこたえて欲しいものです。そしてあわよくばその後も倒壊しないでほしいものです。私たちが行っている伝統構法では金物を使わず、木を組むことで建物の強さを確保しています。2段、3段と平面的に組むことで随分捻じれや揺れに対して粘り強くなります。また多くの仕口で地震の揺れを吸収していると考えられています。

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また差し貫、竹小舞、土壁も重要な耐震要素です。

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そして何よりも足元を固定しない石場建てこそが最も揺れに強い(耐える)構造ではないかと考えます。親方曰く「足を押えられて、体を押されると簡単に倒れるだろう。しかしただ押されるだけなら、足が動き倒れないだろう。家も同じ」

そこを目指して頑張りたいものです。

ちなみに耐震補強金物は次のようなものです。如何なものでしょう。

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