家づくりの素材;栓

伝統構法において不可欠なものがこの栓類です。

柱と土台、柱と梁、横架材の継手など木を組む部分の引付や固定のために用います。

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床梁の継手でお互いを抜き通し、固定する大栓。

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角柱と土台を固定する端栓。

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緩めばまた叩き、締めることが出来ます。

これらはすべて部材どうしを引付けるように工夫されています。

例えば孔をわずかにずらすことで引き付けようとします。ずらす向きが大切ですが。

 

家づくりの素材;木とコンクリート

柱の下には石を。コンクリートやモルタルは水分を吸収します。石も種類によっては水分を吸収します。水を吸いにくい石を柱の下に設置すれば柱が長持ちするでしょう!何よりも大事な柱。長持ちするような環境においてやりましょう。

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ちなみにこの「落し柱」はホールダウン金物の代わりを成す方法です。柱に差した土台を基礎と緊結することで柱の引き抜きに対応しています。富山にて島崎棟梁を中心に公共施設で実物実験を行い、強度確認を行っています。

家づくりの素材(番外編);住宅と風

白川郷の合掌造り屋根はいずれも妻を南北に向けている。これは、(1) 屋根に満遍なく日が当たるようにして冬場の融雪と茅葺き屋根の乾燥を促進させるため、(2) 集落は南北に細長い谷にあり、それぞれの方向から強い風が吹くので、風を受ける面積を少なくするため、(3) 夏場は逆に屋根裏部屋の窓を開放し、南北の風を吹き抜けさせることで夏蚕が暑さにやられないようにするため、という3つの効果が指摘されている。

 

家にとって「風」は重要な要素です。クーラーより風!を大切に間取りの計画を考えたいと思います。

家づくりの素材;床下の空気は動いていますか?

新築工事における基礎立上がりは外周部分のみで、床下には気流を遮る立上がりを設けません。構造区分の重要な位置には地中梁を設けています。大黒柱、それに組まれる差し根太下等です。

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外周の土台下は基礎パッキンを設置し、全周から換気を行います。そうすることで床下の通気、換気を十分機能させることで住宅の大事な足元を長持ちさせることができます。

 

住宅基礎換気口周辺に物を置くことも、通気を妨げる一因となります。一度確認を!

また基礎に近い塀も通気を悪くします。

 

まずは足元から大切にしましょう!