ヘリテージマネージャー Ⅱ
歴史文化遺産を生活に活かすメネージメントとあります。その養成講座で津山市城東地区の見学に参加してきました。
伝統的建造物群保存地区で江戸期の街区がそのまま残っている地区です。当日はだんじり祭りの日で地域の伝統文化を守り伝えている様子も感じられる一日でした。
1キロ以上続く街並みをゆっくりと説明を聞きながら歩きました。江戸時代と同じ道幅でそのままの建物も残っている中を歩くのはどことなく心地よいものでした。津山は城下町です。しかし商家は残っているのですが、武家屋敷は残っていません。そのあたりの理由は解りませんが、「使い続ける」という言葉がキーワードのように感じました。必要が無くなると壊される。ではないでしょうか。
屋根の形や高さ、下屋庇の連続性など整った街並みでした。そしてなによりも生活を感じることが出来たのが素晴らしいと感じました。観光地でなく生活の場であることが守り続けることができる条件だと思います。すれ違う子供たちが気持よく挨拶をし、玄関先に腰掛けている御爺さんが話しかけてくれる。ご近所同士で大きな声で話をしている。
その日常が大切なのでしょう。これから実家の商店を再利用していこうと考えています。出来てまだ25年程度の商店街ですが、急速にシャッターを閉めた店が増えてきました。
なんとかしたいと考えています。「使い続ける」というキーワードを頼りに頑張ります。